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海外旅行はパッケージツアーと個人旅行とどっちがいい?両方体験した私がメリットデメリットを解説

2023年3月1日

こんにちは!yukiziです。

約3年間猛威を振るっていたコロナも落ち着きを見せ始め、海外旅行の規制も緩和されて旅行に行きやすくなりました。

しかし、国内旅行ならまだしも、あまり行く機会の無い海外旅行は、どのようにホテルや飛行機などを手配すれば良いのか、何がお得なのか迷いますよね。

ホテルや飛行機、現地での諸々の手配などの準備は、大きく分けて2種類の方法があります。

  • パッケージツアー(パックツアー)
  • 個人旅行(個人手配)

です。

yukizi

これまで、計20回近く、15カ国を旅行し、パッケージツアーも個人手配も経験してきた私が、それぞれのメリットやデメリット、おすすめの方法をお伝えしていきますね!

パッケージツアーとは?

旅行業者があらかじめツアーを「企画」、つまりツアーの目的地、日程(出発日、途中の日程、帰還日)、移動方法(どの航空便・バス・列車などを使うかなど)、宿泊するホテルのランクや具体的なホテル名、(またオプションのサービスなどに関しても)、一連の構想や具体的な計画を練り(パッケージ化し)、それに対する料金も設定し、それらのプランと料金を公表して、参加者を募集するツアーである。

ウィキペディア

とのこと。

日程や旅行の行程が決まっているので、自分の行きたいツアーを選んで申し込むだけで良い、というものになります。

パッケージツアーの中でも、添乗員さんのいるツアー、ホテルと飛行機のみのシンプルなツアーなど規模感は様々です。

この記事では、パッケージツアーは「不特定多数の参加者が数名〜数十名の団体で行動を共にするツアー」として説明していきますね。

近年、ホテルと飛行機、空港までの送迎のみのシンプルなプランを旅行代理店が販売していることも多く、そういったツアーは後に説明する「個人旅行」と呼ばれるようです。

このあたり、「絶対にこれ」といった定義はなさそうですね…。

では、次に個人旅行について説明しますね。

個人旅行とは?

個人旅行は、「個人で実施する旅行」のことです。

  • 旅行代理店に航空券やホテル手配などを依頼するが、個人や数人のグループ単位での旅行
  • ホテルや航空券など、すべてを自力で手配する旅行

どこが手配するかにかかわらず、個人や家族、友人同士のグループなどで行動することを個人旅行と言うそうです。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%8B%E4%BA%BA%E6%97%85%E8%A1%8C

海外旅行のパッケージツアー(団体旅行) メリット・デメリット

それでは、まずはパッケージツアーのメリットとデメリットについてお伝えしていきますね。

海外旅行のパッケージツアー(団体旅行)メリット

短期間で様々な場所の主要な観光地を一気に巡るのにおすすめ

海外旅行に行けるとなっても、ほとんどの方は、めったに1週間程度の休みをとるのは難しいと思います。

私も、年に1回、1週間前後のお休みをもらっていたのですが、それでも大変でした。

なかなか取れない休みなので、海外旅行に行くとしたら効率良く回りたい!という気持ちになると思います。

そんなときは、このパッケージツアーがおすすめ。

人気のある観光名所を4日〜1週間前後で巡るパッケージツアーが数多くあります。

例えば、

  • ドイツ・スイス・フランスの世界遺産を9日で巡るツアー
  • チェコ・ハンガリー・オーストリアの世界遺産を巡るツアー
  • イタリアの主要な観光地を一気に8日で巡るツアー
  • カンボジアのアンコールワット、ベトナムの主要観光地を5日で巡るツアー

などです。

「○○という国に行くなら絶対▼▲は見ておきたい!」

というのを、こういったパッケージツアーはほぼ必ず抑えてくれています。

旅行代金が割安

団体のパッケージツアーは、そのボリュームの割に旅行代金が割安なことも多いです。

安く主要観光地が巡れるのは本当にメリットでした!!

観光地間を貸し切りバスで移動できるので、楽

主要な観光地を一気に巡るということは、それだけ移動も多くなります。

しかし、参加者の多い団体パッケージツアーの場合は、そのツアーの参加者でバスを貸し切って移動するので、とても楽です。

観光地ではしゃいで疲れていても、バスで寝ていれば次の目的地まで連れて行ってくれます。(それはそれで景色などが見れずにもったいないですが)

添乗員さんや現地ガイドさんがいてくれることが多く、安心

団体のパッケージツアーは、添乗員さんや現地ガイドさんがいてくれることあります。

バスに乗っている間、その国のことについて説明してくれたり、観光地でも色々と説明してくれるので、とても勉強になります。

やっぱり、自分が見ているもの、行った場所について知っているのと知らないのでは、旅行の楽しさも変わってきます。

また、旅行のプロがいるということで安心感もめちゃくちゃありますね。

例えば、海外での飛行機の乗り換え。

もちろん、案内板には日本語が無いことが多いです。

時間制限のある中、スムーズに間違えずに乗り換えできるようにサポートしてくれるのは、とても心強かったです。

以前、真冬のハンガリーで予定していた飛行機が欠航したことがありました。

その時も添乗員さんがいたので、ホテルの手配や飛行機の手配などを行ってくれ、安心して過ごすことができました。

海外旅行では「もしも」のときというのが起こる確率が高いような気がします。そんなときに、頼りになる添乗員さんがいるのはすごく心強いです。

参加者は年配の方が多く、若い人が混ざっているとかわいがってくれる。新婚旅行のカップルは人気者に

私は20代の頃に団体のパッケージツアーを何度か利用しました。

学生専用のツアーで無い場合、参加者は年配の方がほとんどです。

その中に若者がいると、けっこう話しかけてくれたり、おやつをくれたりかわいがってくれました。

また、新婚旅行で参加されているカップルの方はみんなから祝福されていて、とても良いなぁと思いました。

食事付きのツアーの場合、ご当地名物を失敗なく食べることができる

食べることが大好きで、海外旅行に行く目的の一つが食べ物、というレベルなのですが、団体のパッケージツアーの場合は、食事もついていることが多いです。

すると、ご当地名物の食べ物が昼、夜と食べられます。(朝はホテルバイキング)

個人で行く旅行の場合は、もちろんツアーに食事が含まれていないことがほとんどなので、自分で飲食店を探して、自分でメニューを見て注文することになります。

現地語で書かれていて写真が無い場合は、なかなかメニュー名から料理が想像しづらいんですよね。

それで、なんか間違って頼んでしまって後悔した、ということもありました。

その点、食事付きのツアーはそういった心配がありません。

また、前菜、メイン、デザートとミニコースのような形で出され、量もちょうどよいぐらいでした。

海外旅行のパッケージツアー(団体旅行)デメリット

それでは、次にデメリットについて説明していきますね。

知らない人と常に一緒に行動するので、気を遣う

やはり知らない人と一緒にいるので、気は遣いました。

食事の時は、円卓や長テーブルにぎゅうぎゅう詰めになって食べていたので、必然的に隣や前の人と会話をする機会ができます。

人見知りの私には、少々ハードルが高かったです。

ちょっと値段が高めの団体ツアーでは、グループごとに食事のテーブルを用意してくれていましたが、大抵はみんな一緒に食べるスタイルだと思います。

1箇所の観光地に滞在できる時間が短い

効率良く観光地を巡ることが多いので、一箇所の観光地に滞在できる時間が短いです。

もっとよく見たい場合でも、集合時間があるので見たい場所を絞って急いで見る、ということもありました。

ホテルも1泊、2泊で変わるので荷造りが大変

長距離移動も多いので、ツアー内容によってはホテルも1泊か2泊滞在しただけで移動します。

すると、スーツケースの荷造りが頻繁に発生し、少々手間に感じました。

1箇所に3泊以上滞在するゆったりした旅行であれば、そのあたりの不便さは感じないかと思います。

お土産物屋さんに長時間滞在

これはメリットの人もいるかもしれませんが、私はデメリットに感じたのでこちらに書きます。

団体のパッケージツアーでは、必ずといっていいほどお土産屋さんに寄るという行程が入っています。

お土産屋さんに寄ってくれるのであれば親切、と思うかもしれませんが、ちょっと割高なんですよね。

しかも、プチプラなバラマキ土産があるというよりは、宝飾品だったり絨毯だったり、高めのお茶だったり、若者にはお土産として向かなさそうな物が売られているお店です。

そこに結構な時間滞在することになり、本当に退屈でした。

特に添乗員さんのいるツアーは人気が高く、予約が取りにくい

色んな観光地を効率良く巡ることのできるツアーは人気が高く、何ヶ月も前から予約しておかないと空きがない、ということもあります。

団体のツアー参加を考えている場合は、数ヶ月前からツアーをチェックしておくと良いでしょう。

最少催行人数が定められていて、規定の人数が集まらないとツアー自体が成り立たない

ツアーごとに、「最少催行人数15人」などと、人数が決められていることがあります。

この人数が集まらないと、ツアー自体が実施されません。

その場合は、他の人数の集まるツアーに申し込む必要があります。

個人旅行のメリット・デメリット

それでは、次に個人旅行のメリット・デメリットについて紹介していきますね!

個人旅行のメリット

自分の行きたいところに、好きな時間いられる。すべてが自由。

やっぱり個人旅行のメリットは「完全に自由である」ということ!

いつ、どこに、どれくらいいられるかをすべて自分で決められます。

yukizi

行きたいところに好きなだけ滞在できるのが最大のメリット!

他人に気を遣わなくていい

団体旅行では見ず知らずの人と一緒に行動していましたが、個人旅行は見知った人だけの旅行なので、他の参加者に気を遣うこともなく、楽に行動できます。

食事のテーブルももちろん自分たちだけのグループです。

個人旅行のデメリット

トラブルが起こった際は基本的に自分で対処

添乗員さんやガイドさんがいないので、トラブルが起こった際は基本的に自分で対処するようになります。

以前イギリスに行った時、サッカーチケットが入っているロッカーの鍵が壊れてしまい、それを英語で伝えるのに苦労しました。

また、フランスに行ったときは飛行機がストライキで欠航になってしまいました。

ストライキの場合は、航空会社?が代わりに飛行機を手配してくれ、メールしてくれるのですが、それでもどうすれば良いのかと一時ハラハラしました。

予約やプランを考える手間がかかる

完全に個人で手配する旅行の場合は、航空券、ホテル、移動手段、現地での観光地のチケットなどすべて自分で手配する必要があります。

また、移動やホテルのみを旅行代理店に依頼した場合でも、その他のプランは自分で計画を立てる必要があるため、その部分は大変です。

自由な分メリットも大きいのですが、同時にデメリットにもなるんですよね。

パッケージツアーと個人旅行、両方体験してきた私がおすすめするパターン

移動やトラブルが起こった時が不安な場合や、海外旅行初心者の場合はまずはパッケージツアー

海外旅行が初めてで、移動やトラブルが起こったときにどうすればよいか不安な場合は、まずは団体のパッケージツアーをおすすめします。

学生の卒業旅行などでも、団体のパッケージツアーがあるので、それで利用してみるのも良いかもしれません。

添乗員さんがいる場合、飛行機での移動や乗り換え、何かあったときのトラブル対応など対応してくれ、安心して旅行できます。

また、行きたい観光地がたくさんある場合、効率良く巡ることもできるのでオススメです

韓国や台湾など、近場で気軽に行く場合は個人手配

飛行機の乗り換えなどもなく、日本人観光客も多く手軽で行ける場所には、個人手配も良いですね。

ホテルも飛行機の時間も、もちろん滞在中のプランも自由に決められます。

全て自分で手配する必要がありますが、飛行機もホテルも日本語のサイトで予約できるので、国内旅行を手配する感覚でできます。

また、台湾や韓国であれば、日本語の案内板も多く観光地であれば日本語が通じる箇所も多いので、トラブルがあった場合でも比較的自身で対処できます。

いちばんオススメなのは、個人でパッケージプランを使って、現地ではオプショナルツアーを利用

最近は、飛行機とホテル、送迎のみがパックになっているパッケージツアーも多くあります。

パッケージツアーですが、参加者は自分のグループだけのことがほとんどです。

最少催行人数も1人〜2人で設定されていることがほとんどなので、ほぼ行くことができます。

手配は旅行会社が行ってくれるので、とても楽です。

添乗員さんがついていることは無く、自分たちで移動するのが基本ですが、何かトラブルなどがあったときはサポート窓口があることが多いので、安心です。

私が個人のパッケージプランを使ってパリに行った時、ストライキで飛行機が飛ばなくなりましたが、その際も旅行会社に問い合わせたりして対応していただきました。

そして、旅行先ではオプショナルツアーを利用するのがおすすめです。

オプショナルツアーとは、旅行先で単発で参加できる、現地発着のツアーです。

美術館や世界遺産の観光からアクティビティ、食事など、様々なジャンルのオプショナルツアーがあります。

ガイドさんが案内してくれたり、目的地まで送迎してくれることも多く、団体旅行のように効率良く回ることができます。

他の参加者と合同になることもありますが、一緒に行動するのはそのオプショナルツアーに参加している時のみなので、団体ツアーのようにそこまで気を遣うことはありません。

個人旅行のメリット、団体旅行のメリットを合わせ、それぞれのデメリットを無くすこの方法が私には一番合っているなぁと思いました。

  • この記事を書いた人

yukizi

アラフォーのワーママ。四国で娘と夫と田舎暮らしをしています。日常の暮らしをちょっとずつ良くしていくことを紹介していきます。

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