こんにちは!yukiziです。
みなさん、視力は良い方ですか?
私は、裸眼だと左右0.4ぐらいで、眼鏡がないと運転ができないぐらいの近視です。
日常生活だと「メチャクチャ苦労する!」というほどではないのですが、それでも
- 人の顔がぼやけるので、顔を覚えられない
- 飲食店でトイレの案内が見つけられず、聞くのも恥ずかしいのでトイレに行きづらい
- 同じく飲食店でよくある、「本日のオススメ」と黒板に書いてある文字が見えず、結局手元のメニューからしか選べない
- ずっと眼鏡をかけるわけではないので、眼鏡ケースを持ち歩くなど荷物が増える
など、多少の不便は感じていました。
レストランや居酒屋でおいしい料理を食べるのが好きな私にとっては、自由にメニューを選べないのが地味にストレスでした。
運転中は眼鏡をかけているのですが、眼鏡をかけること自体が苦手で目も疲れるので、ずっと眼鏡をしているということもできません。
普通のコンタクトレンズも使っていましたが、
- 使い捨てを使っていたので費用がかさむ
- ソフトコンタクトレンズなので、ふにゃふにゃして入れるのが大変(目があまり大きく開かないので、コンタクトを入れるのがめちゃくちゃ苦手でした・・・)
そこで、眼鏡をかけなくても視力が回復する、レーシックを検討していた時期もありました。
レーシックに関する体験談を見たり、医師や専門家の記事を読んだり…。
しかし、どうしても踏み切れませんでした。
やっぱり、レーシック手術をして長年経った後の視力がどうなるかがとても不安だったのです。
手術自体も、ちょっと怖いなぁと思っていました。
そんなときに、「オルソケラトロジー」というものがある、ということを知りました。
オルソケラトロジーとは?
オルソケラトロジー?なんか聞き慣れない名前ですよね。
オルソケラトロジーとはどういうものなんでしょうか?
オルソケラトロジー治療では「オルソケラトロジーレンズ」という特殊な形状が施された、高酸素透過性の専用ハードコンタクトレンズを夜寝る前につけて、朝起きたらはずします。
就寝中にレンズが角膜の形を正しく変化させ、裸眼視力を矯正するのが特徴です。それにより翌朝レンズをはずした後も、角膜の形状が矯正された状態を一定時間維持できるため、裸眼で過ごせるようになります。
オルソためそ
通常のコンタクトレンズとの大きな違いは、通常のコンタクトレンズは日中の活動中につけますが、オルソケラトロジーは夜寝るときにつけ、朝起きたら外す、というものです。
寝ているときに視力を矯正してくれるので、日中はコンタクトレンズをつける必要は無いのです!
これは眼鏡もコンタクトも苦手な私にとって朗報だ!と思って、オルソケラトロジーを使ってみることにしました。
ちなみに、ネットでオルソケラトロジーを調べてみると、オルソケラトロジーは子どもが多く使っているようなイメージを受けることもあります。
しかし、私は大人になってから(アラサーから)オルソケラトロジーを開始し、しっかり効果が出ています。
開始する年齢は大人でも大丈夫なようです。
オルソケラトロジーを6年使い続けて感じたメリット
それでは、実際にオルソケラトロジーを6年使ってきて感じたメリットついてお話していきますね!
使い始めて約1週間で視力片目0.2→片目1.2に。裸眼で見えるって最高!
オルソケラトロジーは、使い始めて翌日には、もうはっきり「あ、見える!」と感じるようになります。
使用開始数日間は、夕方や夜になると少し視力が落ちるような感じでしたが、1週間も経つと、一日中視力の低下を感じることなく、裸眼でも遠くまで見渡せるようになりました。
もう、居酒屋でメニューが見えずおすすめを頼めないということもないし、トイレの位置を探す必要もありません。
コンサートを観に行っても、遠くの席からでも舞台の人の表情まで見えるようになり、より楽しめるようになりました。
もちろん、運転も裸眼です。
他にも、趣味の国内・海外旅行でも、裸眼で遠くまで見渡せるので、美術館や博物館などの作品の細部まで見ることができるようになったし、作品の横に書いてある小さい説明文も、ある程度離れても読めるようになりました。
混雑している時に、わざわざ近くまで行って読まなくてもすむので、かなり楽になりました。
普段のスーパーでの買い物の時も、どこに何があるのかをまず天井近くの看板(?)で確認するのですが、その文字も遠くからでも読めるようになり、ものを探す時間も減りました。
商品棚にある商品のパッケージに書いてある文字も、かがまなくても見えるようになり、とてもスムーズです。
目が悪い時って、「この状態が普通」と目が悪い状態を一部受け入れていたんですが、目が見えるようになると「あ、目が悪い時って実はこういうことも困っていたんだ」と気づくことも多くありました。
なので、視力が良くなると、今思っている以上のメリットを感じることがあるかもしれません。
眼鏡や普通のコンタクトの時の煩わしさゼロ
裸眼で過ごすことができるので、眼鏡やコンタクトの時に感じていた不便さも無くなります。
私は、眼鏡を常にかけていたわけではないので、眼鏡ケースを持ち歩いていました。
眼鏡ケースって、意外と大きいんですよね。
最近、小さいバッグが流行っているのに、眼鏡ケースを持ち歩くために少し大きめのバッグにするしかなく、あまりオシャレもできませんでした。
裸眼だと、眼鏡をかける必要が無くなるので、念願の小さいバッグで外出ができるようになりました!
また、長時間眼鏡をかけていると頭痛がしてきていましたが(フレームや度数が合ってなかったのかも…)、それも無くなりました。
眼鏡をかけることで視界も制限されていましたが、それも無く快適です。
ソフトコンタクトも、目に入れるのが苦手であまり入れたくありませんでした。
また、ジムのプールにも通っていたので、プールでコンタクトを付けられなかったのがネックでした。
オルソケラトロジーにすると、裸眼でプールに入れるので、とても快適でした!
レーシックなどの手術なしで、簡単に、即座に手に入る裸眼生活
なによりのメリットは、
手術不要で、簡単に、即座に視力1.2が手に入った
ことです!
手術が怖くてレーシックをしようか悩んでいる方もいると思います。
レーシックよりも費用も手軽なので、オルソケラトロジーを検討してみるのも良いかもしれません!
オルソケラトロジーを6年使ってきて感じたデメリット
もちろん、メリットだけではなく、デメリットもあります。
リスクがある場合もあるので、しっかり読んでください。
毎晩、オルソケラトロジーのレンズをつけて寝る必要がある
これは慣れてしまえばデメリットでもないのですが、レーシックだと手術した後は何もしなくても良いのですが、オルソケラトロジーの場合は、毎晩レンズを付けて寝て、矯正する必要があります。
とはいっても夜寝る前に付けて朝外して洗うだけなので、そこまで面倒でもありません。
ハードレンズなので、ソフトレンズよりも付けやすいと思います。
レンズを付け忘れると、視力は元に戻る
オルソケラトロジーのレンズを付け忘れて寝ると、視力はだんだん元の見えない状態に戻っていきます。
ただ、使い続けていれば、1日や2日付けられなかったとしても、すぐに目が悪くなるわけではありません。
さすがに1週間ぐらいつけないでいると「見えにくくなったな・・・」と思うことはあります。
なので、付け忘れたからといって、そこまで焦ることもないかなと思います。
目に傷ができた場合は使えない
なにかの拍子で、目に傷ができてしまった場合は、レンズをつけることはできません。
傷が治るまでは、目が悪い状態になります。
とはいえ、目に傷ができるというのはそう頻繁にない(はず)なので、一時的に眼鏡をかけるなどの対策でしのぐのがベターかと思います。
夜、車のライトがまぶしく感じることがある
これはオルソケラトロジーを使い始めたころによく感じたことですが、夜に車のライトがまぶしく感じられました。
目を開けていられないほどではないのですが、使っていないときよりも「あれ?ちょっとまぶしいな」という程度です。
運転中も特に支障はないのですが、オルソケラトロジーをしていない時よりはまぶしい状態です。
オルソケラトロジーを購入するまでの流れ
私が体験した、オルソケラトロジーを購入するまでの流れについて紹介しますね。
これは、各医院によって異なるかもしれないので、あくまでも私の体験談ということで見ていただけたらと思います。
1.オルソケラトロジーを取り扱っている眼科に予約して行き、オルソケラトロジーができるか検査
まずは眼科に行くことから始めるのですが、オルソケラトロジーはすべての眼科で取り扱っているわけではないようです。
必ず、オルソケラトロジーを取り扱っている眼科を確認し、予約してから病院に行ってください。
病院では、オルソケラトロジーができるかどうかを検査してもらいます。
視力が低すぎたり、ドライアイだった場合、その他オルソケラトロジーができない条件に当てはまった時は、オルソケラトロジーを使うことはできません。
検査の内容は、視力検査や気球を見るような検査、ドライアイのチェック(目に紙?のようなものを入れて数分待つのですが、少し痛かった…)などを行います。
2.仮のレンズをもらって、数十分目をつぶって待機
私が行った眼科では、検査の後仮のレンズをすぐもらって、別室で数十分目をつぶって待機していました。
その後、視力が矯正されたかを視力検査でチェックしました。
3.自宅用の仮レンズをもらって、1週間試用
2で視力がある程度矯正されることが確認できたら、次は自宅で1週間試してみることになりました。
自宅用の仮レンズをレンタルして、1週間使ってみます。
4.再度眼科でチェック
1週間の試用期間後、再度眼科で視力が矯正されているかをチェックします。
5.自分用のレンズを購入
視力が無事に矯正されることが確認できたので、正式にレンズを購入しました。
オルソケラトロジーを使い始めてから効果が出るまで
オルソケラトロジーはどれくらいで効果が出たのか?についてですが、
私の場合は、だいたい以下のような感じでした。
- 翌日〜2日目
朝は良く見える。ただ夕方ぐらいになると少しぼやっとしてくる - 3〜4日目
夕方や夜になっても、視力は悪くならない - 5日目以降
一日中、ハッキリと見える
翌日から、完璧ではないもののすぐに効果が現れるのは嬉しいですね!
とはいえ、旅行やスポーツなど、大事な予定がある場合はなるべく早めに準備しておくと、当日万全の状態でのぞむことができます。
オルソケラトロジーの手入れ方法・メンテナンス
オルソケラトロジーのレンズは、購入して終わりではなく、コンタクトレンズなので日々のメンテナンスが必要です。
また、レンズは2〜3年ごとに買い替える必要があります。
オルソケラトロジーレンズの洗浄液は?
オルソケラトロジーの洗浄液やレンズは、オルソケラトロジー対応のものを使う必要があります。
私の場合は、【オフテクス】クリアデュー O2を使っています。
レンズをケースの中に入れて、水とこの錠剤を入れるだけなので、あまり手間がかからず楽にケアができます。
レンズが割れた時はどうなる?
レンズが割れたりした場合、買い直しになるのか気になりますよね。
実際に、私もレンズを落として破損させてしまったことがあります。
私の場合は、レンズを購入して半年以内であれば無償交換が可能で、割れてしまった時期が幸運にも半年以内だったので無償交換になりました。
時期がずれていたら、買い直しになっていたと思います。
それ以来、レンズは壊れないように慎重に扱うようになりました。
この事例も、あくまでも私の場合なので、割れたり無くしたりした場合は購入した眼科に必ず問い合わせてくださいね。
一番良いのは、大切に扱ってそんな事態にならないことですね・・!
オルソケラトロジーは定期的に検診でチェック
オルソケラトロジーは、3ヶ月に1回ほど、定期的に検診でチェックしてもらいましょう。
検診費用は保険外診療になるので、私が通っている病院の場合は1回につき5500円ほどかかっています。
オルソケラトロジーで実際にかかる費用
それでは、実際にオルソケラトロジーでかかった費用についてお話しますね!
オルソケラトロジーは、病院によって費用が異なる場合があります。そのため、必ず自分が行く予定の眼科での費用を調べるようにしてください。
初回にかかる費用
初回検査費用:約5,000円
レンズレンタル料:約10,000円
レンズ料:約170,000円
ケアセット:約3,000円
定期的にかかる費用
コンタクト洗浄液やケアセット:1ヶ月あたり1,000円〜1,500円
2,3年に1回レンズ交換:1回1〜3万
レーシックとまではいきませんが、それでもかなりの費用がかかってきますよね。
しかし、私の場合はこれだけ支払っても得られるメリットの方が大きいと感じました。
また、オルソケラトロジーは医療費控除の対象となります。
なので、見た目の金額よりはお得にオルソケラトロジーを手に入れることができます!
オルソケラトロジーは手放せない存在
6年使ってきていますが、オルソケラトロジーはもはや手放せない存在になっています。
メンテナンスもそんなに苦労は無いですし、費用もソフトコンタクトを買い続けていると思えばそこまで負担でもありません。
何より、裸眼で生活できる楽さを手に入れられたので、めちゃくちゃQOLが上がりました。
レーシックが怖くて踏みとどまっている方も、近視が少し進んで眼鏡をかけるようになった方もオススメです!